リトルリーグ東海連盟では6月15日(土)・16日(日)両日で全国大会に繋がるMLBCUP2024東海連盟大会が開催され、小学5年生以下の選手たちが連日の猛暑の中全国大会出場を目指し躍動した。

初日のトーナメント戦を勝ち上がったのは、尾張中央・愛知西(尾張)金沢(名古屋北陸)知多(三河)豊田(三河)の4チーム、それぞれが圧勝して決勝トーナメントに勝ち上がった。準決勝の尾張中央・愛知西x金沢  知多x豊田 は 両試合とも先行のチーム(尾張中央・愛知西 と 知多)が初回に相手投手の立ち上がりをせめ 大量点を取り、主導権を握った。 その後も反撃を最小限に抑え終盤に再び猛攻で5回コールドゲームで決勝戦に駒を進めた。

決勝戦は尾張からは初めて尾張中央・愛知西チームがこれまで強豪を撃破して勢いに乗って進出すれば 一方三河から2度目の全国大会を目指す知多が戦前の予想通り順当に進出し、非常に楽しみな顔合わせとなった。決勝トーナメント常連の知多は、初回、順調に2点を先制し早くも主導権を握った。中盤まで尾張中央・愛知西の攻撃を堅実な守備力で得点を与えることなく終盤を迎えたが。粘る尾張中央・愛知西が5回裏に1点を取って、少し流れが変わったような展開となった・最終回知多の攻撃を0点に抑えた尾張中央・愛知西の最終回の攻撃は、それまで好投を続けた知多の投手が、焦る気持ちからか制球を乱し、最終的には押し出し四球で逆転、歓喜の全国大会切符をものにした。決勝戦にふさわしい息の詰まる投手戦は最後に尾張中央・愛知西が制した。

一方 同時時間に行われた3位決定戦の金沢x豊田戦は、先制を許した金沢が中盤までに試合を逆転したが、豊田も大声援をバックに5回6回で大逆転に成功 7-5とリードしこのまま勝利をつかむかと思われたが、最終回裏 粘りに粘った金沢が逆転の3点をもぎ取り、最終的には8-7で驚異の再逆転で銅メダルをゲット歓喜に沸いた。

最終日の最終試合2試合は順位決定戦にふさわしい、逆転に次ぐ逆転で感動のクライマックスとなった。大会両日は名古屋市で30度を超える猛暑日となった。野球を始めたばかりの5年生以下マイナー選手が それよりも熱い戦いを繰り広げてグランドに集まった全員を感動の渦に巻き込んだ最高の接戦となった。

MLBCUP全国大会に初めて挑む尾張中央・愛知西チーム全員が、東北石巻の地で、躍動する。選手たちは早くも全国制覇に向けて目を輝かせていた。

 

☆大野祐輔尾張中央・愛知西チーム監督(49)の話 連合チームで挑んだ大会でしたが、日頃から選手には勝ちにこだわって、どうしたら相手チーム勝てるかをテーマに練習をしてきました。この大会は連合でしたがワンチームとなって、選手がよく理解をしてよく頑張ってくれました。全国大会までの約1か月、従来の打撃のチームから守備と走塁のチームへ変えてもう一度鍛え直します。東海の代表として全国の強豪に立ち向かいます。