2018全国選抜リトルリーグ野球大会は18日、北海道石狩市、石狩市スポーツ広場サーモングランドで開幕し、開会式直後の1回戦、第一試合に登場した東海連盟から選抜の浜松南は東関東連盟の牛久と対戦した。朝は少し涼しさを感じる爽やかな気候の中、2回早くも浜松南 小田原一樹選手の先制本塁打などで2点を先制、3回も連打で2点を追加、試合を優位に進める展開になった。投げてもエース藤田駿斗投手が再三のピンチを持ち前の速球で切り抜け、最後は先制打の小田原投手が締め、完封で初戦を突破した。
続く2回戦は、信越連盟の上田、前の試合で16点の猛攻で勝ち上がった打撃に優れたチームと対戦した。相手打線の長短打などで1点のビハインドで中盤を迎えるも4回裏、集中打で一挙4点のビッグイニングで逆転。5回に1点を与えるもその裏貴重な追加点をあげ、投手陣も4人の継投で逃げ切り見事ベスト4に進出した。
翌日の19日は朝から小雨模様の肌寒いあいにくのコンディションの中、北関東連盟の大宮と準決勝戦が行われた。前日の完勝の流れそのままに浜松南は初回 相手の守備の乱れに乗じて5点を先制するも2回さすがの大宮打線、満塁ホームランなどで同点に追いつき準決勝戦にふさわしい息詰まる展開となった。雨のため2度の中断をはさみその後1点をリードされた最終回、しぶとく同点に追いつくと続く延長7回、山下陸人選手の劇的なサヨナラヒットで激戦を制し決勝戦に駒を進めた。
決勝戦は東京連盟の強豪武蔵府中、これまでの3試合すべてをシャットアウトで勝ち上がった投手力が秀でるチームが相手となった。試合は序盤こそ0点で凌いだ投手陣も3回に4点を奪われ、続く4回も2点を追加される苦しい展開となった。打線も相手投手陣を打ち崩すことが出来ず、無念の敗戦となった。この試合も武蔵府中は1点も奪われることなくこの大会4試合とも投手陣が完封し見事な優勝を飾った。
北の大地で開催された全国選抜大会はリトルリーグで最高学年が中学1年生対象最後の大会となった。浜松南ナインはその大会で堂々の準優勝を飾った。みんなで胸を張って帰って来てほしい。
2018年度の公式大会が幕を閉じ猛暑が続いた今年の夏も終わりを告げようとしている。