2019全国選抜東海連盟大会は8月18日から9月1日まで、尾張ブロック主管で争われ安城が
見事、優勝し11月埼玉県で開催される全国大会の切符を手中に収めた。安城は自慢の打力と
投手力に加え鍛え抜かれた守備力で対戦相手を圧倒、東海チャンピョンに輝いた。
敗れたとはいえ、ここまで接戦をものにして決勝戦まで勝ち上がった名東千種が準優勝で
同じく11月 長崎で開催の西日本選手権の代表を得た、第3位は岐阜東濃が食い込んだ。
決勝戦は安城が杉谷駿太選手（小6）が2回本塁打で先制するも、3回名東千種も辰ノ碧海選手(6年）
の同点本塁打で追いつく展開となった。しかし打力で勝る安城はその裏1点を勝ち越すと続く4回
は、4年生の岩切源選手が振り抜いた打球はライトへ殊勲の2点三塁打となり引き離し、なおも
満塁のチャンスに5年生の飯田善太選手がセンターバックスクリーンへ飛び込む満塁本塁打で
試合を大きくリードする事になった。飯田選手は試合後の談話で「3番・4番がいいバッターで
この時も4番の杉谷君が2回目の申告敬遠されたので、今度こそとバッターボックスに入りました。
こんな場面でホームランが打てて最高です。みんなに感謝です」と喜んだ。
試合はそのまま安城が逃げ切り歓喜の優勝を飾った。それとともに11月に開催される全国大会
の出場権を獲得した。敗れはしたが、名東千種も3回戦では最終回逆転ホームラン、準決勝では
試合巧者の松阪を振り切り勢いよく決勝戦に挑んだが、決勝戦では力尽き涙を飲んだ。
この試合の開始前と終了直後に両リーグから互いの健闘を祈るエールの交換があり、決勝戦
にふさわしい両リーグ応援団からの演出はリトル野球らしい感動を誘った。
安城は全国選抜大会で、名東千種は西日本選手権で、このエールを胸に全国の強敵に挑む。
★優勝安城 長谷部健児監督の話
選手たちはほんとによく戦ってくれました。5戦ともたくさんの点を取ってくれましたが、
一番うれしいのは、夜間練習で徹底してきた守備力です。前日の準決勝戦でも今日の
決勝戦でもピンチの場面でチームを救うファインプレーが生まれ、それが攻撃にも
繋がったと思います。4回の満塁の場面では、４番の杉谷君へ2回目の申告敬遠のあとの
５番飯田君へ 『今回は、高めに的を絞って振り抜いてこい』 と指示しました。
本当に最高の結果になって感激です。
全国大会では昨年の全日本でも今年のMLBでも悔しい負けを経験しているのでまず1勝
したいです。そのためにさらにディフェンスの強化をして全国大会に挑みます。」
優勝の安城と準優勝の名東千種 ナイン
