第52回全日本リトルリーグ東海連盟大会は、5月27日(日)名東千種リトル専用球場で最終日を迎え

本戦で決勝戦、敗者復活戦では6回戦と準優勝決定戦が行われた。最終日 第一試合は 本戦の

決勝戦 戦前の予想通り、春の決勝大会優勝を争った安城と浜松が激突した。前回の対戦で浜松に

苦杯を喫し、この大会リベンジに燃えた安城打線が効果的に点数を重ね、守っては杉谷寛太(中1)、

駿太(小5)の兄弟バッテリーで強打の浜松打線を完封、5-0で見事に春の雪辱を果たした。主将でエース

杉谷寛太投手は15奪三振の快挙を成し遂げ、試合終了の瞬間 マウンドでナインと抱き合い喜びを

分かち合った

 

 敗者復活6回戦 知多vs岡崎は三河ブロック同士の対戦となり終始優位に立った知多が終盤、

岡崎の反撃を振り切って9-5で浜松が待つ、準優勝決定戦に駒を進めた。

 

 準優勝決定戦は 本戦で敗れた 浜松と 敗者復活から勝ち上がった 知多との対戦となった

立ち上がりから乱打戦の様相を呈し初回知多5点、浜松3点 その後序盤3回までで8-6で浜松が一度は

リードしたが終盤 知多が意地を見せ 最終回表の時点で3点リードを奪った。しかしここから浜松が

驚異的な粘りを見せ 本塁打と連打で同点に追いついた。延長戦では競った試合に優位といわれる後攻浜松が

7回裏 高林 剣選手(中1)の劇的なサヨナラ3ランで試合を決め こちらも久しぶりの全国大会出場を決めた。

 

この日のゲームに出場した4リーグは、最後のゲームセットまで死力を尽くし最高の感動をもたらしてくれた。

汗と涙が印象的な素晴らしい最高峰の大会は初夏の夕日がグランドを照らす中、幕を閉じた

 

 ❖ 第1代表・安城 長谷部健児監督の話

リーグ結成30年、節目の年に優勝という最高の結果が残せて本当に光栄に思います。今はホッと

しています。リーグの皆さんに心から感謝いたします。対戦相手の浜松さんは攻守でスキのない

強豪 勝つためにはバッティングの強化が最大の課題 春の敗戦から選手には徹底して打撃強化に

取り組んできました。選手はこの2か月 本当によく成長してくれました。全国大会ではさらなる

バッティング強化と投手陣を作り直し1戦必勝をめざします。

 ❖ 第2代表・浜松 榎谷 優史監督の話

決勝戦では安城さんに完敗し、インターバルの間に選手へ次の試合では 慣れ親しんだ背番号の

ポジションでいこうと気合を入れ直しました。練習試合ではなかなか勝てていない知多さんが

相手ですが、胸を借りるつもりで思い切って行きました。試合はリードを許す展開が続きましたが

選手は本当によく粘ってくれました 感謝と誇りに思います。全国大会はリラックスして最高の

舞台で最高に楽しんでもらいたいと思います。

 

優勝の安城ナインと準優勝の浜松ナイン