浜松南(静岡)と名東千種(名北)が代表権獲得

第53回全日本リトルリーグ野球選手権東海連盟大会は26日名東千種リトルリーグ専用球場で

最終日を迎え、全国進出をかけ東海連盟代表決定戦が行われた。この日の名古屋市は5月とは

到底思えない猛烈な暑さのなかで試合が行われたが、それを上回るリトルリーガーたちの熱戦が

展開された。

代表決定戦 岡崎vs浜松南は初回浜松南が幸先よく先制したが、2回岡崎の松山選手(小6)の

逆転2ランで試合をひっくり返した。浜松南は3回に逆転すると続く4回も追加点をもぎとり

守っては鈴木菱(中1)、名倉(中1)両投手の継投で粘る岡崎を見事に振り切り代表権を獲得した。

続く代表順位決定戦は、その浜松南と本戦から待ち受ける名東千種との顔合わせとなった。

序盤は両先発投手の踏ん張りで1点を争う好ゲームとなり1点ビハインドの4回名東千種 舩橋選手

(小6)の2ランホームランで逆転するもその裏浜松南も1点を返し同点に追いつく。続く5回名東

千種辰ノ選手(小6)の勝ち越しホームランで意地を見せた。しかし、この日の浜松南は一丸と

なって怒涛の逆襲に入り、5回連打で3点をたたき出し再逆転に成功した、最終回粘る名東千種は

1点を返しなおも2死満塁と攻め立てたが、青島投手(中1)渾身の投球で逃げ切り代表決定戦に続き

激戦をものにし、東海連盟第一代表を獲得した。また敗れはしたものの名東千種も創設以来初

となる全日本選手権に東海連盟第二代表として全国に挑む。

35度に迫った猛暑を感じさせない熱戦のあと、汗と砂ぼこりでよごれたユニフォームの選手たち

からは、清々しくあどけない笑顔が戻った。7月長野県で開催される全国大会の大舞台で 浜松南

名東千種の東海コンビが躍動する姿が待ち遠しい。大旋風を期待しよう!

第一代表 浜松南

第二代表 名東千種

 

浜松南 渥美賀広監督の話

初戦の尾張一宮戦でやぶれ、選手たちに「このま終われるか!」の気合を入れ直しました。

選手たちはここまでよく期待に応えてくれました。浜松戦、名古屋北戦、尾張一宮再戦に

1点差でものに出来、今日の代表決定戦でもぎりぎりの接戦を勝ち残り最後の代表順位決定

戦でも1点差というしびれる展開でしたが、勝利することが出来たのは選手たち全員のおかげです。

この粘りを武器にチームテーマ「挑戦」で全国に挑みたいと思います。

浜松南 名倉周杜主将(中1=浜松雄踏中学1年)の話

僕たちは1回戦で尾張一宮に負けてから 全員で声を出そう!と気持ちでは絶対に負けない

戦いに挑みました。全国大会でもチーム一丸で2011年以来の世界を目指します。

 

名東千種 梅村守斗監督の話

代表順位決定戦ではあと一歩まで追い詰めましたが、残念ですが力が及びませんでした。

しかしながら初めての全日本出場という事で素直にうれしく思います。全国大会に向けて

課題はたくさんありますが、もう一度選手たちと一緒に成長して大舞台で勝ちに行きます。