8/21に幕を開けたJA共済杯全国選抜東海連盟大会は、5週にわたって熱戦が展開され9/18に最終日を迎え前評判の高かった豊田と知多の三河ブロック同士の決勝戦となり、両リーグとも満を持してエース同士の投げ合いとなった。知多の守備がみだれた2回の裏、連打で先制した豊田に効果的な本塁打が出て5点を先取、試合の主導権を握った。4回にも決定づける4点と5回には勝利を決定した本塁打が飛び出し歓喜の優勝をもぎとり、投げてはエース岡田宗一郎(6年)が強打の知多打線を完璧な投球で完封し選手権に続き選抜でも全国大会の切符を手にした。知多もこれまでの試合を順当に勝ち進んだが宿敵豊田に苦杯を喫し、優勝を逃したが、第2代表で全国大会に進む。
決勝戦に先立って行われた3位決定戦はこれまで接戦をものにし大健闘した、愛知岩倉・尾張一宮の連合と常連安城との顔合わり全国大会の最後の切符をかけ激突した。岩倉一宮のエース高宮湊(6年)は初回無難に立ち上がり安城を0点におさえたその裏自らの本塁打と相手の守備の乱れをついて幸先よく4点を先制した。安城も2回打線が機能し3点を返し、打撃戦を予想させる序盤の攻防となった。 中盤立ち直った高宮に安城が抑えられる中 岩倉一宮が中盤2本目の本塁打などで大量6点を追加して完全に主導権を握りそのまま逃げ切った。岩倉一宮は連合ながら抜群のチームワークでこの大会ダークホースとなって全国大会の第3代表で全国の強豪に挑む。敗れた安城も大阪で開催される西日本選手権の第一代表で西日本1を目指す。
西日本選手権のあと一枠をめざして5位決定戦が行われた。対戦したのは松阪と岐阜東濃 両リーグとも久方ぶりの西日本出場をかけた一戦となった。接戦を制したのは岐阜東濃、辛くも1点差を逃げ切り こちらも西日本第2代表をもぎ取った。
全国選抜大会 西日本選手権大会にすすむリーグの健闘を祈る
★全国選抜野球大会に出場する監督の談話
豊田 坂本秀幸監督の話:「この大会初戦から打撃が不振で心配しましたが、いずれは打ってくれると信じていました。徐々に本来の姿に戻って今日も最高の形で打ち勝てました。エースの岡田は期待通りの投球で決勝戦もよく投げてくれました。7月の全日本選手権を経験した選手がたくさん残っていてこの大会も手ごたえは感じていましたが、よく選手は頑張ってくれました。 全国大会の目標はずばり「日本一」です。
知多 竹内啓太監督代行の話:決勝戦は相手エースの岡田君に完全にやられました。序盤に守備のミスもあって豊田さんに勝てませんでしたが、第2代表のチャンスをもらいましたので精一杯戦ってきます。全国大会までの約1か月の課題はズバリ打撃面 選手たちにはバッティングを中心に練習を課し 全国の強豪に対して打ち勝ってきます。
岩倉:一宮連合 田中陽彦監督の話:連合チームを任されてまずは競争をテーマにこの大会に挑みました。試合を重ねる中で徐々に機能しはじめ今日の決定戦も理想的な形で勝つことが出来ました。岩倉一宮それぞれの主将が自分のリーグだけでなくお互いのリーグの仲間をまとめ上げて良いチームワークガ出来ました。全国大会までに中継プレーの反復練習をしてさらに守備強化とチーム連携をはかります。