2023全国選抜リトルリーグ野球東海連盟大会は3月25日(土)最終日を迎え3位決定戦と全国の切符をかけた決勝戦の2試合が行われた。この大会は今夏、九州連盟主管で全国大会が開催されるが東海連盟代表を決める今年に入って初めての公式戦として、3月11日(土)より開幕、熱戦が繰り広げられてきた、
決勝戦はともに1回戦から勝ち上がった松阪(三重)と浜松南(静岡)の強豪同士の顔合わせとなった。松阪は1回戦、2回戦といずれもコールド勝ち、3回戦では5点のビハインドを終盤に引っ繰り返し、その勢いのまま準決勝でも圧勝して決勝戦へ駒を進めた。一方の浜松南は1回戦、2回戦、そして準決勝戦をともに僅差のゲームに粘りを見せ競り勝って決勝戦まできた。
全国をかけた決勝戦の試合は、1回裏に先行した松阪に対し、すぐさま2回表に逆転ホームランが飛び出した浜松南が試合を引っ繰り返す、そしてまた、松阪がその裏に3点をもぎ取り試合は決勝戦にふさわしい白熱した展開となった。その後、1点ずつを取りあったが、5回裏松阪は試合を決定づける2点の追加点をあげ、そのまま逃げ切り歓喜の王者返り咲きとなった。松阪は過去に全日本選手権優勝、準優勝にも輝いた名門リーグ、この大会で復活のV奪還となった。敗れはしたものの浜松南も全日本選手権出場の常連リーグだがあと一歩のところで涙をのんだ。松阪は8月に行われる全国選抜リトルリーグ野球大会(北九州市開催)に東海連盟代表で選抜された。
これに先立って行われた3位決定戦は、決勝戦相手に敗れた 知多(三河)と浜松(静岡)の顔合わせとなったが、知多が初回から猛打が爆発、中盤以降も効果的に追加点を重ね、投げては3投手よる完封リレーで浜松を圧倒、堂々の3位に入った。浜松も健闘したが、この試合に限っては投打のかみ合わせが上手くいかず結果的には完敗となった。
松阪には全国の舞台でも強豪松阪復活を成し遂げてもらおう。初球から好球必打に徹したフルスイング 鉄壁の守備、抜け目も迷いもない走塁、かつての松阪に戻ってきた。九州での躍動が今から楽しみだ。東海連盟では4月から春季のブロック予選を皮切りに、決勝大会、5月の全日本選手権東海連盟大会、6月のMLBCUP東海連盟大会と公式戦が続く、2023年 選手たちの感動のドラマは、始まったばかりだ。
★松阪リーグ 上田栄治監督の談話
私が松阪の監督を務めて8年目、初めて全国大会の切符を獲得できて、選手たちに感謝しています。この冬から特に打撃を強化してきました。どの試合も実は苦しいゲームばかりでした。特に3回戦の東濃さんとの試合は終盤まで5点を追う展開で土俵際の展開でしたが、本当によく選手が底力を発揮してくれました。全国大会まで また違う公式戦がありますが、1試合ずつ力をつけて何回りも大きくなって挑みたいと思います。
★森本絢斗主将(下御糸小6年)の話
めちゃくちゃうれしいです。全日本選手権は早卒2人は出れませんが、その2人の分まで頑張ります。そしてその2人が帰ってくる全国選抜では、絶対優勝して、このチームで全国制覇します。