文部科学大臣杯JA共済トーナメント第57回全日本選手権東海連盟大会は4日、岡崎秦梨グランドで最終日の3試合が行われた
第一試合は本戦の決勝戦 春の王者知多と、全日本10度の出場を誇る浜松南の対戦となった。初回先行の浜松南が知多の立ち上がりをせめ幸先よく1点を先取、さらに無死2,3塁のチャンスを作ったがこの最大のピンチをしのいだ知多がその裏すぐに反撃を開始、逆に3点をとり主導権を握った。試合は決勝戦らしい緊迫感のある展開となり、中盤浜松南が執念で同点に追いつくと、その裏知多が、ものの見事に突き放し、最後まで粘る浜松南を振り切り堂々2度目の優勝に輝いた。知多は昨年、春の大会を制しながら全日本では苦杯を喫し、相当の意気込みで臨んだこの大会、見事に昨年のリベンジを果たし、7月の全国大会の切符を掴んだ。
第二試合は、敗者復活戦で残った浜松と岐阜東濃の顔合わせとなった 浜松はノーシードながらここまできわどい試合をものにしてきた。一方の岐阜東濃も2試合の大逆転勝ちで勢いにのって試合に挑んだ。序盤は岐阜東濃が先制し、優位に進んだが中盤 逆転に成功した浜松は 中押し、ダメ押しで効果的に点を重ね岐阜東濃を振り切り、最後の決戦 準優勝決定戦に駒を進めた
この大会の最後の試合 全日本の2枚目の切符をかけた準優勝決定戦は、おなじみとなった浜松決戦 浜松南x浜松となった 過去10回の出場を誇る浜松南とここ数年優勝に絡む浜松との対戦は初回浜松南が4点を先制、終始優位に進み3回には8点追加の猛攻をみせ、大きく勝利へ前進した。浜松も意地をみせ4回2点 5回1点 最終回も1点を返したが、失点が大きく涙をのんだ
優勝の知多、準優勝の浜松南は7月に東京八王子市で行われる全国大会に東海連盟代表として出場する。勝利の喜びにあと、明日からはすぐに次の戦いが始まっている。両リーグの選手が東京で躍動し、最高のパフォーマンスを発揮してくれるだろう。全国の強豪との戦いに期待したい。
★知多竹内啓太監督の話
春の大会で優勝できて、その良い状態でこの大会に入ることが出来ました。投手を含めて、守備が安定した試合が出来ました、
キャプテンの若松が、よくチームを引っ張ってくれて盛り上げてくれました。私が預かってから一番のチームができたと確信しています。全国大会までに、さらに守備力と打撃力を磨き、一戦一戦、強豪に立ち向かいたいと思います。知多魂で、目指すは日本一です
★知多若松泰馳主将 (乙川中)
最終回ツーアウト、サードゴロが一塁へ送られ、試合が終わった瞬間、最高に嬉しかったです。
今まで厳しい練習に耐えて頑張ってきて本当に良かったと思います。全日本選手権は、最高の仲間と最高の試合をしたいです。ピンチになったら自分が盛り上げて、まず初戦突破します
★浜松南 渥美賀広監督の話
決勝戦では初回の攻撃で先制した後の無死2,3塁で点が取れなかったのがすべてでした。相手の知多さんも強く、力負けでした。しかしながらあと1回試合が出来るチャンスがあり、何としても選手たちと全国へ行きたいと挑みました。うまく先制が出来て中押しで大量点を取る事が出来、特に 主将がこの大会初ホームランもでて最高の試合が出来ました。 全国大会までに全員の打撃をさらに向上し、知多さんとともに全国で戦ってきたいと思います。